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2021年7月16日 (金)

定期講習と気密性能

昨日、3年に1度の苦行建築士定期講習に行ってきました。

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この教本を朝9時から夕方4時まで読み込んで、その後試験も受けて合格点をとらないと講習完了となりません(白目)

定期講習の目的は、しょっちゅう改正がある建築基準法等のアップデートが主となります。

それと、今回の講習では空き家問題についての内容が多かったです。

今後増え続ける空き家の問題について、建築士ができること考えてほしいということなのでしょう。

また、カーボンニュートラルな社会実現についての内容もありました。

エネルギーをたくさん使用しなくてもいいように、断熱を頑張りましょうという内容ですが、昔の講習ではさらっと流されていた部分がかなり詳しく説明されていました。

中でも、気密性能C値について具体的な数値が示されたのは初めてではないかと思います。(私の記憶なので、昔から示されていたかもしれませんが・・)

教本には
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熱交換換気の省エネルギー性への期待が高まっているが、その効果を享受するためには、C値0.5c㎡/㎡程度の気密性能が必要と考えられ気密性能基準は廃止されたが、気密性能の重要性は変わらない

とあります。

換気設備をしっかり機能させるには気密性能が良くないとダメで、C値0.5は必要だとはっきり書いてますね。

しかしながら、その後の「気密性能基準は廃止されたが、気密性能の重要性は変わらない」という文章はおかしいと思いませんか?

重要なら廃止にしないはず・・・ここには所謂大人の事情があるのです。

それはずばり「C値は○○以下」なんて基準が義務化されたらほとんどの家が建たなくなるからです。

そもそも日本の新築住宅の大半は気密測定試験すらしていません。

なので、こんな基準があったら困るわけですね。造る側が。


当社では、原則全棟気密測定試験を実施してC値0.5以下を基本性能としています。
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