新しい波
再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォースがYOUTUBEでライブ配信されました。
現在は下のアーカイブで見ることができます。
かなり専門的な内容ですが端的にまとめると、カーボンニュートラルな社会実現には現状の日本の住宅の断熱基準ではダメですよというものです。
特に37分頃からの東大の前先生の発表はわかりやすく、かなり突っ込んだ内容です。
この動画の内容から、今後よりいっそう新築住宅の高性能化が進むことが予想されます。
動画の中で、住宅におけるエネルギー消費量は新築時に固定化されるとありますが、まさにその通りで後から断熱性能を上げることは極めて難しいです。(難しい=コストが掛かるとお考えください)
当社でもリフォームで断熱改修の相談が多々ありますが、ほとんどの場合コスト面で断念されます。「キッチンの入れ替えのついでに」みたいな感覚で簡単に考えていらっしゃる方が多く、そのギャップにびっくりされます。
ですから、新築時に住設にかける費用を抑えてでも性能にコストをかける方が長い目で見れば正解だと言えます。住設は後で交換が容易ですから・・。
この動画に限らず、いまだかつてない住宅の高性能化の波が来ているように感じます。
少し前のお金が最優先のローコスト全盛時代は終わりを迎えました。
これからは、可能な限り高性能で質の高い住宅を建てる時代になります。
それが家族の幸せにつながり、ひいては日本の未来を明るくすることになるのだと思います。