暖房になる窓
冬に日差しが窓に当たるとガラスの表面温度は30℃くらいになるため、窓全体がゆるいパネルヒーターのような状態になります。
なので、暖房をつけていなくても自然に室温があがります。
写真は先月お引渡しした亀田の家の窓。サッシはトリプルガラス
モデルハウスは、閉館時でも植物があるので朝方にちょっとだけ暖房をつけていますが、それ以外はずっとOFFにしています。
ですが、今日は無暖房でも19℃まで上がっていました。
もちろん、日射熱だけでなく、ベースに高い断熱気密性能があってできることなのは言うまでもありません。
関東のように冬に晴れの日が多いエリアであれば、日射熱をうまく利用して暖房費用を大幅に削減することも可能ですが、残念ながら新潟は冬に晴れの日が少ない県ワースト3に入っているので、日射熱だけで暖房を賄うのは不可能です。
となると、新潟では冬に日射を期待して大きな窓をとることは意味がないという考えがでてきます。私もそう思った時期がありました。(遠い目)
しかしながら、たとえ曇り空でも大きな窓は心を外に開き、晴れやかな気持ちにする力があると今は信じています。
特に、家の窓から雪景色が楽しめるのは雪国に住む人の特権ですね。
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