PH5の魅力
PH5の一番の魅力は、グレア(眩しさ)のない心地よい光です。
特徴的な大きさの異なる複数のシェードは、光源の光が直接目に入らないように電球を包み込むだけでなく、光源の光を反射させ柔らかい光を広範囲に届けます。
シェードの曲線は、PH5の生みの親であるポール・ヘニングセンが、良質な光の導線を対数螺旋と呼ばれる自然界に見られるカーブを利用して生み出したものです。
出典:H.L.D ONLINE STORE
この重なり合う曲線によって、テーブルの上、テーブルを囲む家族の顔、テーブル周辺を適切に照らすことができるのです。
また、光の色にもこだわりがあり、内部は赤、リフレクターは青に塗装されていて、光源の光を中和し温かみのあるものへと変えています。
デザインありきじゃなく、光の質を追求したカタチであることが60年以上愛されている理由ではないでしょうか。
これは家に言えることで、「デザインはカッコイイのに住みにくい」といった機能を犠牲にしたデザインには何の意味もないと思います。
普遍的なデザインとは、厳格があるとか歴史的な意匠を取り入れるといったことではなく、機能(家であれば住みやすさ)を考え抜いたうえでできるものだと私は信じています。
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