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2020年9月25日 (金)

平屋ブームの違和感

最近、若い方でも平屋のご要望が多くなっています。

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家の理想のカタチは平屋であると言われることもありますが、私は必ずしもそうではないと思います。

平屋のデメリットである敷地の広さ問題や、コストアップ問題がクリアできれていれば、諸手を挙げて平屋をおすすめできるかというと、それ以外にも検討すべきことがあります。

 

平屋の場合、居室が全て1階にありますので、全ての居室を日当たり良くすることが難しい場合がでてきます。

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出典:間取り人気.com
北側に2階建ての家が迫って建っているような敷地では、この間取りの北側洋室は採光が厳しい

たとえ広い敷地でも、周辺環境や方位によっては暗い部屋ができる可能性があるわけです。

特に、家の中心部は暗くなりがちで、天窓を設けるなどの工夫が必要になることもあります。

そうなれば、子ども部屋だけでも2階にもっていくほうが合理的ではないでしょうか。

 

また、断熱面では平屋は総2階の家に比べ、表面積が増えるため不利になることが多いです。

断熱の世界基準であるパッシブハウスの大半が2階建てであるのもこの辺に理由があります。

なので、平屋にする場合は断熱仕様(特に屋根)もよく検討する必要があります。

 

平屋を望む多くの人は、「将来2階に上がれなくなったら・・」と老後のことばかりを心配されますが、それまでの時間の方が圧倒的に永い人も多いはずです。

平屋ブームによって、盲目的に「何が何でも平屋!」と思っている方も多いと思いますが、一旦冷静になって、将来を含めた暮らし方を良く見つめ、敷地条件を見極める必要があると思います。

そして総合的な判断の上、平屋にするかを決めるべきだと私は思います。

この平屋ブームはその機会を奪っているようで、設計する側からするととても違和感を感じます。

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