亀田の長期優良住宅/基礎配筋
こちらの家は許容応力度計算で耐震等級2で構造設計していて、積雪量も1.2m考慮しています。
家の重さには建物自体の重さ(固定荷重)と、人や家具(積載荷重)に加えて、雪が降る地域では雪の重さ(積雪荷重)があります。
1.2mの雪の重さは、超ざっくりいうと1㎡あたり360kgもあり、積雪1.2mは、いわば屋根の上に高級車を何台も載せているような状態です。
木造住宅の構造は、窓の位置や壁の位置が大きく影響しますので、間取り考える=構造を考えることだと私は思います。
できる設計者(自画自賛)は、間取りを考えると同時に構造も考えます。
さらに、設備計画も同時に考える場合もあります。
ダクト式の換気の場合、ダクトを通す経路や梁の高さはいくらまでいけるかなど。
↑換気ダクトの配管例。梁成が大きいとダクトが通せないことも。天井下げるのはイヤですよね・・。
間取り作成の依頼って結構気軽にお願いすることが多いと思いますが、本気で間取りを考えるのは結構大変なのです。
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