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2017年11月 7日 (火)

清水台の家02/耐震等級3の家づくり

清水台の家02では基礎工事が始まりました。

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清水台の家02は、新発田市より長期優良住宅の認定を受けた耐震等級3の家です。

基礎設計において重要なことは、構造ブロックごとにしっかり基礎を囲う事で、変な所で基礎を切ったりしてはいけません。

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鉄筋が一部下がっているところは、点検の時に人が通れるようにするための人通口ですが、そこで基礎をばっさり切ってしまうと上部構造から受ける応力をしっかり地面に伝えられなくなるおそれがあるため、下の地中梁でしっかりつないであります。

また、基礎にかかる応力は部位によって異なるため、許容応力度計算によって必要な鉄筋量やベース幅等を確認した上で、経済的に設計することも大切です。

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施工性や経済性を考え、必要なところだけ鉄筋量を増やしたり寸法を大きくしています。


よくある質問で「布基礎よりもベタ基礎の方が強いのでは?」というのがありますが、それは都市伝説に近い間違った情報です。

布基礎でも、地耐力や積雪量などを考慮した上でしっかり構造計算を行えば何ら問題ありません。

その逆もあるわけで、ベタ基礎であっても途中で地中梁がちょん切れたりしていれば構造的に成り立たないので、「ベタ基礎だから安心」というわけにはいきませんよね。

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