中曽根町の家02/構造設計中
「耐震等級2や3の家にすると壁だらけの家になるよ」
なんて話を聞くことがありますが、そんなことはありません。
前回のブログの内容につながりますが、最初のプランニングの段階で壁量や建物のバランス、梁のかけ方などを考えていれば、構造設計に入っても大きく変更することなく構造が成り立ちます。
これを構造計画といいます。
逆に構造のことを無視してプランニングをすると、構造設計に入った段階で
「耐力壁のバランスが悪いのでここの窓は壁にしないとダメです」
とか
「このスパンでは梁がもたないのでここに柱を追加してください」
となる場合が多々あります。
その結果
「耐震等級を上げると壁だらけの家になるよ」
という話になるわけですね。
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