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2017年4月18日 (火)

秋田にて

先日、秋田にて環境建築という分野において今一番リスペクトされている建築家、もるくす建築社の佐藤社長の自邸を見学させて頂きました。

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南面のほとんどを開口部として日射を最大限に取り入れる計画。右側に見えるのはお湯をつくるソーラーコレクター(なんとオリジナルで作成とのこと)


佐藤さんはスイスやオーストリアといった欧州の技術や思想を多く取り入れ、日本の住宅の枠にとらわれない設計とデザインで住宅を建築されています。
中でも性能とデザインの両立においては、日本では佐藤さんの右に出るものはいないと私は思います。

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南面はほぼ全面開口部なので、オーバーヒートしないために外付けブラインドや、バッファーとして壁に蓄熱量の大きい石材を採用するなどの工夫がされている。


そしてこのお家の最大の見どころは、オフグリッド(電気を引かず灯油やガスも使わない)住宅ということ。

東北の地でオフグリッド住宅実現のため、壁に400ミリの断熱材を入れる超高断熱仕様にしたり、給湯もできる薪ストーブや薪コンロを採用した上で、わずか2キロ程度の太陽光発電パネルで生活に必要な電気は全てまかなう計画です。
お住まいになって1年近くなるそうですが、問題なく生活できているそうです。(凄い!)

佐藤さんは「断熱することは発見である」と言います。
それは住宅を高断熱化することで、日光の暖かさや木陰の涼しさといった自然が生み出す気持ち良さを改めて「発見」できるという事。

高断熱化した家は、機械設備に頼らずとも日射熱や日射遮蔽、温度差による排熱といったパッシブな要素で快適になるため、そういった自然の恵みに気づけるということですね。

驚きと感動の秋田の旅でした。
(一番の驚きは佐藤さんが私の2こ下だったことですが(笑))

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