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2017年1月23日 (月)

清水台の家/気密測定

清水台の家、気密測定を行いました。

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養生されている玄関ドアは木製でU値(熱貫流率)1.1W/㎡・K。高性能ですが比較的リーズナブルなのでおすすめです。

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気密測定の結果はC値=0.3で一発合格。家中の隙間をかき集めても5㎝×5㎝四方程度の大きさしかないという結果です。

そして現在基礎断熱された床下をヒーターと送風機で乾燥中です。

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この時期の基礎は雨や雪で濡れやすい上乾きにくく、濡れたまま床下を塞ぐと湿気によって黴る可能性が高くなるため、1階の床は基礎の表面をしっかり乾かしてから塞ぐ必要があります。

基礎断熱は気密がとりやすいなどいい面もありますが、床下が半密閉となり湿気が多いと黴やすいというデメリットもあります。

最近、床下から24時間換気の給気をとる方法が増えていますが、床下は掃除することが難しく黴る可能性がゼロでない以上、ダーティーゾーンと考える方が無難です。

床下に給気をとることで地熱を利用できるなど冷暖房の面ではメリットがありますが、新鮮な空気を取り入れるという点では?が残ります。

建築に限らず、技術というものには必ず長所・短所があります。

基礎断熱にしろ床下換気にしろどちらが正しいと議論するのではなく、それぞれの長所・短所を理解し、短所によって起こり得る事象をしっかり把握することが大切だと思います。

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