外張り断熱について
中からみるとこんな感じ。
写真を見てもわかるように、柱の外側に断熱材があるため、木材が熱橋となりません。
これが俗に言う外断熱のメリットの一つです。
外断熱と充填断熱の違い略図。
どちらが優れているとかの話ではなく、しっかり施工すればどちらでも問題はありません。
舟入町の家同様に、これから柱間にも付加断熱として繊維系断熱材を充填します。
当社標準のオール樹脂のペアガラスサッシ(YKK APW330)でこの断熱仕様だと、UA値はだいたい0.45前後に落ち着きます。(旧基準のQ値に比べUA値の方が建物の規模や形状に左右されないため、断熱計算をしなくとも断熱材の厚みやサッシの性能でおおよその断熱性能が掴みやすくなりました)
ひと昔前は、外断熱が良いか充填断熱が良いかで論争がありましたが、ここにきて両方同時にやるのがベストという感じに落ち着いた気がします。
しかし断熱材の厚みが増すことで、施工方法を誤ると内部結露の危険性が高まる可能性もあるので注意が必要です。
断熱・気密は材料の性能よりも、まずはしっかり施工することの方が大切なのは言うまでもありません。
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