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2016年2月 5日 (金)

改めて見ると・・・

こちらは今年1月の新潟市の気象データです。

Niigata2

注目すべきは日照時間で、先月は1ヶ月通して23.9時間しか陽が出ていないことがわかります。

そしてこちらは同じく今年1月の東京都のデータ。

Tokyo2

日照時間は201.5時間。なんと新潟の8倍以上陽が出ていたことになります。

単純計算で日割りすると、東京は1日あたり6時間以上陽が出ているのに対し、新潟の一日当たりの日照時間は1時間にも満たないことがわかります。改めて見るとちょっと嫌になりますね(汗)

いかに新潟の冬は日射が乏しいのかよくわかるかと思います。


これに対して新潟と東京の住宅の断熱基準はこちらのようになっています。

Ua
新潟市・新発田市は5地域、東京都は6地域に属する。

ざっくり要約すると、新潟市(新発田市)も東京都も断熱性能の指標であるUA値が0.87以下であれば最高等級4となり、高断熱住宅とみなすというようなことが書いてあります。

東京であれば、冬の日射量が多いのでこの断熱性能でも十分快適な室内環境にすることが可能です。(もちろん南面に窓を大きくとるなど日射がたくさん入る計画とした場合)

しかし、東京より圧倒的に日射量の少ない新潟ではそうはいきません。

東京と新潟でまったく同じ条件で同じ家を建てた場合、新潟の方が間違いなく冬の快適性は低くくなります。

ですから、新潟で冬の快適性を上げるには断熱性能を上げることが最優先事項となります。

手前味噌ではありますが、こちらはもうすぐ着工する舟入町の家の断熱性能です。

Photo_2
外皮平均熱貫流率(=UA値)は数値が小さいほど断熱性が高いことを示す。


舟入町の家のUA値は0.46で、1地域(北海道)の基準と同じ数値となっています。

当社では、快適性とコストのバランスを踏まえた上で、これくらいの断熱性能を推奨しております。

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