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2015年12月29日 (火)

エコについて

先日、築5年の胎内市H様邸のメンテナンスに伺いました。
こちらのお家は蓄熱式暖房器2台で全館暖めています。


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H様曰く、
「全館暖かく、とっても快適」とのこと。


現在は国からのお達しで反エコの槍玉に上げられてしまった暖房器ですが、それはあくまでエネルギー側だけの問題。
暖房としてはパネルヒーターや薪ストーブと同じ輻射熱による暖房なので、快適性が高い暖房器です。


私のエコに対する考えですが、家を建てる上でお客様側ではエコについては意識する必要がないと思っています。

そもそも建築工事はたくさんの資源を消費する行為で、家を建てること自体がエコではありません。

また、日本人にとって「エコ=我慢」という意識はどうやっても拭えないもの。
エコを意識(我慢)してヒートショックや熱中症で命を落とすことは一番あってはいけないことです。

かといって好きなだけ燃料を使って暖冷房すれば、光熱費がかかりすぎてしまいフィジカルの快適は得られてもメンタルの快適は損なわれてしまします。

その両面を満たすために住宅の高断熱化が必要なのです。

エコなだけの家は我慢するだけで出来るから簡単です。(究極のエコハウスは冷暖房もない段ボール製の家かもしれません)

我慢することなく快適に住まい、お子さんやお孫さんに引き継いだりして永く住み続けることが一番のエコだと私は思います。

エコを第一に考えると逆にエコではなくなることもあるかもしれません。

まずは快適に住むことを第一に考えその結果エコになればいいのです。


と、こんな感じで今年のブログを締めようと思います。

今年も大変お世話になりました。みなさま良いお年をお迎えください。

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