レンジフードついて
新モデルハウスも順調に工事が進み、もうすぐキッチンの施工となります。
写真はレンジフードの配管の写真ですが、ダクトが二つあります。
ダクトが二つある理由は、取り付けるレンジフードが同時給排気型だからです。
レンジフードは、ざっくり同時給排気型と排気のみ型の二つに分けられます。
排気のみのレンジフードの場合、その排気量は他の換気よりも大きく、24時間換気で必要な換気量よりも余分に換気をしてしまうため、計画換気を邪魔することになり、冷暖房時においては大きな熱ロスとなります。
それだけならまだいいのですが、気密性能が悪い(隙間が多い)家の場合、冬はレンジフードの排気にひっぱられて、隙間から冷たい空気が室内に入ってきてしまいます。冷たい空気は重いため、足元を冷たい風が通り抜けることになります。
逆に、気密性能が高い(隙間がほとんどない)家で排気のみのレンジフードを使うと、排気に必要な分の給気量が得られないため、窓を開けない限りほとんど換気の機能を果たしません。
同時給排気型のレンジフードの場合は、排気すると同時にそれに見合った給気をレンジフードに送り込んで換気を行うため、高気密住宅でも使用することが可能で、不快な風を起こしたり計画換気の邪魔をすることもありません。
かなり技術的でマニアックなお話ですが、本物の高性能住宅にするにはレンジフードにも気を付けなければいけません。
余談ですが、同時給排気型のレンジフードに対応していないキッチンもあります。
新モデルで選んだキッチンがまさにそれで、レンジフードは他メーカーのものをつけます。
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