木造ラーメン
アンカーボルトは基礎と土台を緊結する重要な部材です。
規定の間隔以内で入っているか、柱や土台のジョイント部分に干渉しないかをしっかりチェックします。
こちらのモデルでは、アンカーボルトは2種類使用しています。
柱ごとにかかる応力は異なり、場所によっては大きな引き抜き力がかかる柱もあります。
そのような柱(20KN以上)には専用のアンカーボルトを使用しています。
ここはアンカーボルトが密集していますが、この場所は大きなサッシが入る大開口部分となるため、ラーメン構造にします。
ラーメンと言っても建築用語では額縁(たしかドイツ語)を意味します。
木造は構造部材的には鉄骨造などに比べ、断熱性が高く住宅には最適である反面、剛構造とならないため、開口部の寸法に制限があります。
そこで、門型にフレームを組んで剛構造とすれば、開口部を大きくできるというわけです。
ガレージではよく使用される工法ですが、住宅のサッシ部分に採用するのは珍しいかもしれません。
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