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2015年4月27日 (月)

HEAT20

先日、HEAT20設計ガイドブックを購入しました。

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※以下長文注意


HEAT20とは長期的視点に立ち、住宅における更なる省エネルギー化をはかるため、断熱などの建築的対応技術に着目し、住宅の熱的シェルターの高性能化と居住者の健康維持と快適性向上のための先進的技術開発、評価手法、そして断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とした団体です。(HEAT20ホームページ抜粋)
委員長は東京大学名誉教授であり、住宅・建築物の断熱の第一人者である坂本雄三先生です。

忙しくてさわりの部分しか読めていませんが、HEAT20が推奨する断熱性能というものが紹介されていました。


推奨断熱性能は2段階あり、HEAT20 G1と呼ばれるグレード1は、新潟市や新発田市(地域区分5)では外皮平均熱貫流率(UA値)を0.56としており、その上のグレードとしてHEAT20 G2と呼ばれるグレード2はUA値0.46としています。(UA値は数値が小さいほど性能が高い。基準値は0.87)

※ちなみにHEAT G1は平成4年基準(新省エネ基準)の家で部分間歇暖房に要する暖房エネルギーで全館連続暖房が可能となるレベルで、G2はさらに20%削減したエネルギーで全館連続暖房が可能となるレベルとされています。

こちらのブログで紹介しておりますが、これから着工する舟入町の家はUA値0.43となっており、HEAT20が推奨するグレード2と同じくらいの性能となっております。

当社ではこれくらいの断熱性能をおすすめしております。

特にHEAT20を意識してこの性能にしたわけでなく、コストと性能のバランスを検討した結果決まったもので、当社では一番コストパフォーマンスが良く高断熱化できる数値と考えております。

もちろんQ1住宅の様にもっと高い性能にできれば尚良いのでしょうが、それではコストがかかりすぎてしまいます。

ここ10年の間でどこの会社さんも高断熱をうたうようになり、お客様はどのレベルを目指せばよいのかわからなくなっているのが現状だと思います。

「断熱材は○○だから大丈夫!」とか「××工法だから安心です!」では通用しない時代がすぐそこまで来ている気がします。












今日の1曲

Eleanor Rigby  by  Paul McCartney

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