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2015年1月17日 (土)

理想的な暖房空間④

理想的な暖房空間①
理想的な暖房空間②
理想的な暖房空間③

前回までは、暖房機よりも家自体の性能が快適性を左右するとお伝えしてきました。

今回は暖房機についても触れてみたいと思います。

では、「一番おすすめの暖房機は何か?」と聞かれたらですが・・・。


私はこの暖房機をおすすめします。

Img_2117

温水パネルヒーターです。

パネルヒーターは熱源で暖めた温水を家の各所に設置したパネルに送り、輻射熱で家全体を暖める全館暖房専用の暖房機です。


おすすめ理由①
家中が一定の室温になる。

パネルヒーターはリビングだけとか寝室だけといった部屋単位での暖房ではなく、家全体を暖房するため家の中に寒い場所ができません。

温度差がないためヒートショックの心配がなく、結露防止にもなります。


おすすめ理由②風がおきない暖房機。

輻射熱による暖房は、エアコンやルームヒーターのように温風が出ないため、室内に風がおきません。

風が人体に当たると熱が奪われ、乾燥するため不快に感じます。

同じ室温でも風がある、ないで快適さはかなり違ってきます。


おすすめ理由③デザイン性が高い。


パネルヒーターは大型で室内に固定する暖房機のため、インテリアのイメージを損なわないように
カラーバリエーションが多く、デザイン性も高くなっています。

Img_2119

玄関のパネル。ハンガーかけがありコートがかけられるようになっている。

Dsc_0042

洗面所用パネル。タオルがかけられるようになっている。

特に当社が採用しているPSさんのパネルヒーターは、北海道や秋田などではブランド品のように見られていて、暖房の性能はもちろんそのデザインも高く評価されています。


おすすめ理由④熱源を換えることができる。

当社がパネルヒーターを採用しはじめた頃は、灯油の値段がとっても安く、熱源が灯油のボイラーが一般的でした。

現在では灯油の値段が上がったため、熱源に都市ガスのボイラーを利用するようになりました。

パネルはそのままで、ボイラーを交換すれば灯油→都市ガスに熱源を替えることもできます。

新築時に灯油のボイラーだったお客様が、都市ガスのボイラーに切り替えるケースも増えてきました。

当社の事務所も、20年以上前の新築時に灯油熱源のパネルヒーターを採用し、数年前にボイラーだけ入れ替えて都市ガスに切り替えました。


Img_2121
事務所のパネルヒーター。パネルは20年以上前のもの。

パネルヒーターは、パネル自体は壊れにくく寿命は長いのですが、ボイラーは機械設備であるため10年~20年の間で交換が必要です。


将来交換の時期が来た時に、その時に一番安いエネルギーの熱源に切り替える・・・なんてこともできるわけです。


このようにパネルヒーターは、他の暖房機にはない特徴をたくさん持っています。

一般的な暖房機に比べると値が張りますが、それだけの価値がある暖房機ではないかと思います。





















今日の1曲

Weird Fishes/Arpeggi  by  Radiohead

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