暖房シミュレーション
ラ・クール富塚モデルハウスにて、12月26日に暖房のシミュレーション運転を行い、快適性とランニングコストについてデータをとりました。
まず12月26日の気温ですが、気象庁のデータによると最高2.3℃、最低-0.9℃、平均1.1℃(中条)とかなり寒い一日でした。
この5年間の1月・2月の平均気温のデータを見ると、0.5℃~3.5℃でシミュレーションを行った日は1年でも一番寒い時期の気温と言えるでしょう。
使用する暖房機は、1階はガス温水ルームヒーターを設定温度22℃、風量は最弱の微で運転。
2階はルームエアコン10畳用を設定温度21℃、風量は自動で運転。
暖房を使用する時間は、住む人が夫婦共働きと仮定して朝5時~8時の3時間、夕方17時~22時の5時間、合計8時間暖房しました。
朝起きる時間の7時頃に温度を測定すると
玄関20℃
1階20℃
2階19℃
家中暖房できています。
次に夜帰宅する時間の19時頃に温度を測定すると
玄関20℃
1階22℃
2階20℃
こちらも家中暖房できています。
さらに各表面温度を測定すると
1階床20℃
1階壁22℃
1階天井22℃
2階床20℃
2階壁20℃
2階天井20℃
このように表面温度も室温と同程度で、理想的な暖房空間になっています。
つづいてこの日一日のガス使用量と電気量を見ると
ガスは3.9㎥使用しており、給湯に使った量は0㎥なので暖房に3.9㎥全部使われたことになります。
エアコンの使用電気量は
25日22時の時点で5,802kWh
26日22時の時点で5,810kWh
メーターの値から1日で8kWh使ったことがわかりますが、換気や待機電力にだいたい1kWhほど消費されますので、約7kWh暖房に使ったことになります。
このエネルギー使用量をお金に換算すると、おおよそ400~500円ほどになります。
これは人が生活していない無人の家での測定値ですから、今回は家の蓄熱に熱量が取られたことや生活熱が発生していないことから、実際に人が住んだ状態で同じ温度設定であればもう少し暖房費は下がります。
また、休日は暖房時間が増えることや、日によってはもう少し気温が高い日もあることを考慮しておしなべると、このような生活スタイルにおけるひと月の暖房費は、一番寒い時期でも15,000円前後になるのではないかと予想されます。
また、年間の暖房費についても11月~12月や春先は暖房の使用量は減るため、40,000円~50,000円くらいになるのではないかと予想されます。
暖房計画において一番大事なことは、空気を汚さない暖房機で我慢することのない快適な温度空間を生み出すことで、次に大事なことは、それを現実的なランニングコストで可能にすることだと当社は考えます。
また、年間の暖房費についても11月~12月や春先は暖房の使用量は減るため、40,000円~50,000円くらいになるのではないかと予想されます。
暖房計画において一番大事なことは、空気を汚さない暖房機で我慢することのない快適な温度空間を生み出すことで、次に大事なことは、それを現実的なランニングコストで可能にすることだと当社は考えます。
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