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2014年10月10日 (金)

マットな質感

新モデルに使用している建材は、マットな質感のものが多いです。

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マットな質感の反対はツヤツヤ、ピカピカになります。

ひとむかし前は、ツヤツヤのピカピカな光沢のある質感が好まれ、ピカピカの大理石、キラキラのタイル、木のフローリングもツヤツヤにコーティングされたものが多く使用されました。

それに対してマット(艶消し)な仕上がりは、字のごとく艶がなく素地の質感をそのままにした仕上がりです。

木なら木、石なら石の質感といった具合に。


特に木の質感については、どれ一つとっても同じ表情のものがなく、特有のエネルギーのようなものを感じます。

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木の質感を損ねないオイル塗装仕上の床材。


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レッドシダーの外壁は無塗装なので天然そのもの。木製玄関ドアも汚れ止め程度のマットな仕上がり


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キッチンの壁に張ったタイルも、マットな質感のものにしてあります。


ツヤツヤにコーティングすることで、表面は綺麗に見え傷や汚れがつきにくくなりますが、光沢によって質感は半減してしまいます。

新モデルをご覧になったお客様の多くは、「木がたくさん使われているね」とおっしゃられますが、実は木を使っている部分はそんなに多くありません。

木の部分と言えば、床と造作のカウンターぐらいなもので、梁もあらわしていませんし、壁や天井に羽目板を張っているわけでもありません。

木の質感を大事にした仕上げとミニマルにデザインしたことで、木の魅力を最大限に引き出せたというわけです。

 

 




今日の1曲


Live Forever  by  Oasis

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