マットな質感
ひとむかし前は、ツヤツヤのピカピカな光沢のある質感が好まれ、ピカピカの大理石、キラキラのタイル、木のフローリングもツヤツヤにコーティングされたものが多く使用されました。
それに対してマット(艶消し)な仕上がりは、字のごとく艶がなく素地の質感をそのままにした仕上がりです。
木なら木、石なら石の質感といった具合に。
特に木の質感については、どれ一つとっても同じ表情のものがなく、特有のエネルギーのようなものを感じます。
木の質感を損ねないオイル塗装仕上の床材。
レッドシダーの外壁は無塗装なので天然そのもの。木製玄関ドアも汚れ止め程度のマットな仕上がり。
キッチンの壁に張ったタイルも、マットな質感のものにしてあります。
ツヤツヤにコーティングすることで、表面は綺麗に見え傷や汚れがつきにくくなりますが、光沢によって質感は半減してしまいます。
新モデルをご覧になったお客様の多くは、「木がたくさん使われているね」とおっしゃられますが、実は木を使っている部分はそんなに多くありません。
木の部分と言えば、床と造作のカウンターぐらいなもので、梁もあらわしていませんし、壁や天井に羽目板を張っているわけでもありません。
木の質感を大事にした仕上げとミニマルにデザインしたことで、木の魅力を最大限に引き出せたというわけです。
今日の1曲
Live Forever by Oasis
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