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2014年9月 8日 (月)

新モデルハウスのコンセプト③

新モデルハウスのコンセプト~外観編~

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新モデルハウスのコンセプト①
新モデルハウスのコンセプト②

新モデル「at ease(アット・イーズ)」の外観イメージを決定する際に、社内で話し合った結果、テーマは「自然素材が活きたファサード」になりました。


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新モデル外観写真

そこで、候補にあがったのがウエスタンレッドシダー(米杉)の外壁です。

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ウエスタンレッドシダーの外壁

※ウエスタンレッドシダーの外壁については、以前記事にしておりますのでそちらもご参照ください。


スタッフ全員一致でレッドシダーを使う事は決定したのですが、この外壁を使用する上で一つ問題がありました。

それは、外壁には建築基準法で決められた防火性能が必要であることです。

レッドシダーの外壁は、単体では防火性能がない(=燃える)ため、その下側(内側)に防火性能のあるサイディング等を下張りする必要があり、全面に使用するとなるとかなりのコストアップになります。

※ちなみに、下張りが不要な防火処理されたレッドシダーの外壁もありますが、目玉が飛び出るほど高いため、下張りして防火処理していない物を張る方が結果的には安くなります。

そこで、全面張りにするのではなくアクセントで使用することにしました。


そしてその存在感がより引き立つように、それ以外のメインの外壁は自然素材とは対極にあるガルバリウム鋼板を使用しています。

レッドシダーとガルバのみだと、あまりにコントラストに差が出すぎるため、緩衝の意味で間に窯業のサイディング(リシン吹付け)をもってきているわけです。


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玄関ドアはレッドシダーと同じ面にあり、一緒に経年変化させる必要があるため、パインの木製ドアとなりました。

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ちなみにポーチの天井も、米杉の羽目板張りです。

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