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2014年8月 9日 (土)

夏の日射対策

当社が設計する上で取り入れるパッシブデザインという考えの中で、日射遮蔽という手法があります。

ちょうど今のような夏の強い日差しを遮ることで、冷房負荷(冷房の使用量)を削減することが目的です


日射を遮るにはいくつか方法がありますが、方位によってその効果は異なります


南面の日差しは太陽の高度が高いため、窓の上に庇(ひさし)を付けることが効果的です。

東西面は太陽高度が低いため、すだれオーニング等が効果的です。

しかし日射の入り方は、敷地によって方位が振れていたり、隣地の建物の状況が影響する場合もあるなど、設計段階で一概に決めつけることは難しいです。

お住まいになってから、日の入り方を体感してみて取り付ける方法が一番確実かつ効果的ですが、後施工で庇やオーニングを取り付ける場合、外壁に穴を開けなければいけないというデメリットがあります。

それを解消する商品がYKK APさんより発売されました。

多機能幕板という商品で、窓の上に取り付けておけば後から庇を取り付けたり、オーニングを取り付けたりが外壁に穴を開けることなく、かつ簡単に施工でき、見た目もすっきりとしたものとなります。

Photo
多機能幕板。これを先付しておけば

Img01
庇を取り付けたり

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オーニングを取り付けたりが簡単にできます。

フックの取付もできますので、グリーンカーテンにすることもできます。

新モデルにも取り付けました。

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あとは日の入り方を見て、庇にするのかオーニングにするかを考えます。

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