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2014年8月23日 (土)

省エネ講習会

先日、スタッフAは住宅省エネルギー施工技術講習会なるものを受講しました。

この講習会は年に数回開催されており、開催する目的は平成25年に改正された省エネ基準を2020年に義務化するため、施工技術者や現場管理者に正しい高気密・高断熱住宅の施工方法を伝えるためです。


使用したテキストはこちらの2冊。

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講習の内容は、テキストによる講義や実際の施工方法をDVDの映像で確認するほか、断熱構造模型を使っての講習などがありました。

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模型を使っての講義の様子。

その後、修了試験を受け無事合格することができました。


講習の中で、講師の方が断熱・気密施工における最も大事なポイントとして繰り返し説明されていたのが、
断熱層と気密層は必ず連続していなければならないということです。

このブログの読者様で、どこかで見た言葉と気付く方はいらっしゃいますでしょうか。

こちらの記事で、外張り断熱気密工法は連続した断熱層と気密層が得られるとあります。

再度写真で説明しますと

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このように当社の外張り断熱気密工法は、キューワンボードという断熱材で躯体ごとすっぽり包み込みます。

キューワンボードが断熱層と気密層を兼ねており、目で見ても断熱・気密層が連続していることがわかりますね。


ここからはかなり専門的な話になりますが、充填断熱工法で気密ラインを室内側の断熱材付属のフィルムや気密シートでとる場合、下の模型を見てもわかるように、気密施工が大変難しいです。

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コンセントボックスの処理や、フィルムの重ねしろなど注意点がたくさんあります。


断熱・気密の連続性や施工の合理性を考えると、外張り断熱気密工法が一番理にかなっていると当社は考え、おすすめしております。


※断熱・気密層の連続化に充填断熱と外張り断熱のどちらが合理的かの話で、決してどちらが優れているかの話ではありません。


2020年の省エネ基準義務化まで待ったなしです!

マイホームを建てることを検討している方は、優先順位の中で、建てた後では変更することが難しい断熱性能の順位をもう少し上げてみてはいかがでしょうか。

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