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2014年8月20日 (水)

God is in the detail

「God is in the detail(神は細部に宿る)」

巨匠建築家、ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。

解釈は人それぞれあると思いますが、私は「デザインは細部(=納まり)で決まる」と解釈しています。


建築における「納まり」とは、部材の取合いや取付具合、仕上がり具合のことを指し、それが全体のデザインを左右するということです。

極端な話、高級な材料で造ったオーダーのドアも、納まりが綺麗でなければ台無しになるということです。

逆を言えば安い既製品のドアでも、納まりが綺麗であればカッコよく見えるということになります。(・・・きっとそのはず!)


例えば、サッシの収まりは通常

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このようにビスで留めたアングルと呼ばれる部分が見えた納め方が一般的ですが、


この部分を
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このように隠して納めた方がビスも見えずすっきりします。



既製品の収納の扉も

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このように枠を見せない納まりにすることで、すっきりカッコよく見えます。

 


新モデルでは、さらにこの納まりにこだわった細部の設計をしています。


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この笠木と呼ばれる部材は、端部を薄く納めることですっきり見せたり



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ドアの枠を見せない納まりだったり


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階段と棚の納まりだったり


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・・・これはまだ秘密です・・・。



このように、特に高い材料を使わずとも納まりでカッコよく見せる工夫を随所にしております。

設計通りに納めてくれる大工さんに感謝です。(色々無理を言ってるので・・)


この他の部分は、完成したらまたご紹介しようかと思います。



最後に完成したミース設計のファンズワース邸(レゴヴァージョン)です。


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